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ED(勃起障害)の原因

EDの原因
EDは勃起に関わる仕組みのどこかに障害が起こることによってなりうる病気です。
この障害のため、陰茎の血管が萎縮してしまい、充分な血液が流れ込まなくなり勃起
が起こらなかったり、勃起したとしても維持することが出来なくなります。これら
は、心理的なものか加齢による男性ホルモンの低下などが原因と考えられていました
が原因はそれだけではなく、身体的な要因(病気や薬によるもの)が原因であるED
が増えてきていることがわかってきています。

器質的な障害

・外傷に伴う性機能障害(神経障害)

【脊髄損傷】

脊髄損傷などの怪我を負った場合などにEDに陥るケースがあります。
これは、脳と体の各臓器との間をやり取りする、知覚と運動に関わる神経情報の通り
道である脊髄の一番した辺りを損傷することで、排泄機能障害、性機能障害を起こし
てしまいます。
程度により異なりますが共通した性機能障害の特徴としては、性器の感覚やオーガズ
ムの欠如、勃起障害、射精障害、精子形成障害等があげられます。脊髄損傷患者のう
ち、およそ70%は40歳以下の生殖年齢層にあたり、「子供を授かることはでいるの
か」といった悩みを持つ患者が多いのが現状です。
現在では、医療が大変進歩し、勃起障害に対してはバイアグラでの治療、陰圧式勃起
補助具、血管拡張薬の陰茎海綿体注射による人口勃起誘発、プロステーシスの陰茎内
移植手術などでの陰茎の膣内挿入が可能になっています。
また、射精障害(逆行性射精も含む)に対しては、様々な薬や器具を使い人工授精や
顕微授精も出来るようにはなってきていますが、脊髄損傷者の場合、精子そのものの
生殖能力が低下しているため、必ず授かるといった物ではないことを理解する必要が
あるようです。


【骨盤内外科手術】

直腸がん

直腸がんの手術後EDに陥るケースがあります。
過去、この直腸がんの手術によりEDを併発する患者さんはとても多かったようで
す。しかし、現在では、患者のQOL(生活の質)の向上を目的とし、自立神経温存
手術が行われるようになっています。しかし、この自律神経温存手術でも、温存の程
度により、勃起や射精の具合に違いをもたらします。完全な勃起を望むなら、両側骨
盤神経を温存しなければならず、片方の温存だと勃起力の消失や減弱も見られます。
また、年齢などにも程度が左右されます。射精にいたっては、神経系が複雑に関わっ
ているため、術前と同様に射精を行うことが出来るのは30〜60%とされていま
す。射精が見られない患者の3割は逆行性射精とも言われています。

前立腺がん

転移のない前立腺がんに対しては前立腺を全て摘出する前立腺全摘除術が行われま
す。前立腺および精巣を摘出するとともに周囲のリンパ節の切除も行い、その後膀胱
と尿道をつなぎ合わせます。この方法で神経を温存することで、EDの併発を抑えら
れるとされていましたが、現在では、手術の方法によって性機能に差が出るといった
ことはないという報告もされています。この他、高密度焦点式前立腺癌超音波治療
(HIFU)といわれる治療法もあるようです。ハイフ治療は開腹することなく、前立腺を
超音波で焼灼する治療法とされ、勃起障害(ED)は約30%に報告されていますが開
腹手術と比較すると低頻度だということです。その他、前立腺がんの際に使用する
リューブリンやゾラデックスなどには、前立腺がんの発育を抑える代わりに性欲を低
下させる原因となる場合もあるようです。


膀胱がん

膀胱がんの手術については、勃起神経をさわる手術が行われることは稀ですが、手術
の種類によっては、術後のEDの併発が90%にも上ることがあるようです。喫煙者
は、非喫煙者の2〜3倍の割合で膀胱がんになりやすいといわれています。喫煙は
EDの原因にもなりうるものです。本数の制限などにも気を配りたいものですね。

 
 多発性硬化症
多発性硬化症は中枢神経系の脱髄疾患の一つです。神経の線を覆っている髄鞘が炎症
により壊されることで脱髄が起き、神経がむき出しになる病気が脱髄疾患です。この
脱髄が斑状にあちこちにでき、病気が再発を繰り返すのが多発性硬化症といいます。
開腹しなければならない手術の場合、中枢神経と陰茎の神経がつながらなくなるとい
うように、神経をき傷つけてしまうことがあり、これが原因でEDを併発してしまう
ことがあります。


結腸がん

結腸は、上行結腸、横行結腸、 下行結腸、S状結腸に 分けられます。便の周りに血
が筋のようについたり、便の中に血が混じったりして便が黒っぽくなったりします。
さらに進行すると、便秘と下痢を繰り返すなどの便通異常や残便感、腹痛・腰痛・肛
門痛、腹部膨満感、貧血などの症状が現れます。 これもまた、開腹しなければなら
ない手術の場合、中枢神経と陰茎の神経がつながらなくなるというように、神経を傷
つけてしまうことがあり、これが原因でEDを併発してしまうことがあります。


慢性疾患と性機能障害(血管性)

糖尿病

糖尿病には様々な合併症があります。 合併症が出るということは、すでに症状がか
なり進行してしまっています。合併症で代表的なものは、神経障害、網膜症、腎症
で、3大合併症といわれています。それ以外にも、脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・糖尿
病性壊疽・感染症などがあります。中でも神経障害はもっとも高い頻度の合併症とさ
れています、この神経障害が糖尿病に伴うEDが起こる原因となります。自律神経障
害が起こることにより、泌尿、生殖器系にダメージを与えます。このダメージが排尿
障害、男性勃起障害、射精障害、精子形成障害となっているわけです。また、糖尿病
では逆行性射精になる可能性もあります。糖尿病性EDの発症率は男性糖尿病患者の
30〜60%と正常人より2〜3倍の高頻度とされています。また、日本全体では約
100万人もの糖尿病性ED患者がいるとされています。EDの患者さんの中には、
EDの治療ではなく、糖尿病の治療をしたことでEDが治ったという例もあります。
規則正しい、食生活、運動を心がけることが必要です。


高血圧

高血圧の病態が動脈硬化を進展させ、血のめぐりが悪くなって循環障害をきたすよう
になります。これによって陰茎動脈の血流も悪くなり血液を充分に送り込む事が出来
ない状態となります。その他にも、高血圧症の治療薬(商品名:アルドメッド、メプ
リン、イスメリン)の副作用でEDをきたすとも考えられています。高血圧症を患っ
ている男性のほぼ4人に1人は、その程度には差がありますが勃起不全であるという
報告があります。


高脂血症

高脂血症とは、血液中の脂質が多い状態のことで、良くない生活習慣が原因となって
起こる生活習慣病の1つです。高血圧と同じく、動脈硬化を進展させ、血のめぐりが
悪くなって循環障害をきたすようになります。これによって陰茎動脈の血流も悪くな
り血液を充分に送り込む事が出来ない状態となります。


動脈硬化

動脈硬化とは、動脈の層が厚くなったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失なっ
た状態を動脈硬化といい、これが細い動脈に起きた時を細動脈硬化、比較的太い動脈
に起きた時を粥状動脈硬化といっています。この症状のため、血のめぐりが悪くなっ
て循環障害をきたすようになります。これによって陰茎動脈の血流も悪くなり血液を
充分に送り込む事が出来ない状態となります。


慢性腎不全

慢性腎不全は、何らかの腎臓障害が原因となって、一つの腎臓に約100万個あるネ
フロンという組織が破壊され、腎臓全体の機能が著しく低下した状態です。特に、透
析患者には、EDを含めて種々の性機能障害が見られます。EDのみに焦点をあてて
も約50〜80%の患者がEDになっているとの報告もあります。原因としては、内
分泌障害、神経障害、血管障害などを発症しているためだと考えられています。その
他、透析患者の服用する降圧薬をはじめとするさまざまな薬の副作用も考えられてい
ます。また、男性ホルモンの不足により精液量が減少し、射精が起こりにくくなった
りもします。


薬物の副作用によるもの

薬が原因でEDに陥ることは意外に多く、ED患者の約25%といわれています。し
かし、残念ながら、薬剤の説明書にEDなどの性機能障害に対する注意が記載されて
いることは稀で、医師や薬剤師の中にも性機能に及ぼす薬剤の影響の知識を持ちあわ
せていない方が多いのも現状のようです。身体的にも、精神的にも思い当たるふしが
ないと思われる場合は1度、服用中の薬を調べてみることも必要かもしれません。

男性ホルモンに働きかけるものとして、前立腺がんの際に使用する、商品名:リュー
プリン(以下薬剤の名前は全て商品名で記載します)、ゴセレリンなどは男性ホルモ
ンに間接的に働きかけ性欲を低下させる場合があります。黄体ホルモン製剤のパーセ
リン、プロスタールは精巣での男性ホルモンの分泌を抑制しEDの原因となりえま
す。

性中枢において、ドーパミンを減少させたり、セロトニンを増加させる薬物は性欲の
減退やEDの要因になる場合があります。
高血圧治療薬のアルドメッド、メプリン、イスメリン。向精神薬のウインタミン、コ
ントミン、フルメジン、セレネース、ハロステン。胃運動促進作用薬のドグマチー
ル、オンペラン、プリンペラン。躁病治療薬のリーマス、リチオマール。抗うつ薬の
トフラニール、トリプタノール、アナフラニールなどはドーパミンを減少させたり、
セロトニンを増加させる働きにより性欲の減退をもたらすと考えられています。H2
ブロッカーという薬に分類される胃薬の中で、シメチジンという薬がありますがこれ
も勃起障害の原因になっているのではないかと言われています。

末梢性にEDを引き起こすものとしては、勃起に必要な作用を妨げる薬剤があげられ
ます。鎮痙薬のアトロピン、ハイスコ。喘息治療薬のアトロベントエアゾール。など
があります。また、中枢神経に作用する薬剤の中でも末梢性に影響を与えている薬剤
もあります。

その他、非ステロイド性抗炎症薬のインダシン、インテバンなどは、薬剤に含まれる
成分によって陰茎海綿体平滑筋を弛緩させるといった作用をもたらすことがありま
す。


喫煙よるもの

喫煙者は非喫煙者に比べて1・8倍も勃起障害の頻度が高いとされています。原因と
して、喫煙の性機能への影響は血液の循環を悪くするということです。たばこは、血
管を収縮させて、血流を低下させます。喫煙習慣は、動脈硬化の原因の1つでもあ
り、EDの発症に影響を与えています。


アルコールによるもの
アルコールが勃起機能に与える影響は急性の作用と慢性の作用があります。急性の作
用では、アルコールの過度摂取は中枢神経系の抑制を起こし、勃起機能が低下したり
遅漏や射精機能も抑制されてしまいます。慢性の作用としては、アルコールにより肝
障害が起こると、血液中の男性ホルモンであるテストステロンが減り、プロラクチン
が増えて性欲の低下を引き起こすとされています。



自転車

EDと自転車??と思われるかもしれませんが、硬いサドルによる慢性的な圧迫が続
く場合、血流障害や知覚障害に陥り、それが原因でEDになっている場合が報告され
注目を集めています。また、サドルへの落下の際の外傷などが原因でペロニー病など
の発症が起こっていないとも言い切れません。特に長距離の自転車走行を職業や趣味
とする人は、幅が広く、クッションでカバーされているサドルを使用することで勃起
障害になる可能性を減らしていただきたいものです。


心因性ED

予期不安

予期不安のEDについては、過去の性交の際、勃起せずに失敗した経験などを思い出
し、次も失敗するのではないかといった恐れのため、緊張を起こし性的興奮を抑制し
てしまうのもです。これらの緊張は、勃起を起こす為に必要な性的刺激(性的刺激と
は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・想像などによる脳への刺激、もしくはペニスへ
の直接的な刺激)を受けにくくします。更に、精神的なストレスや潜在的なトラウマ
があるといくらこのような刺激を与えても、勃起を起こす大脳中枢神経や自律神経、
男性ホルモンの分泌などに問題が起こり、勃起のメカニズムが正常に作用しなくなっ
てしまうのです。

不安発作

不安発作とは、急に動機・息切れ・発汗・手指などの硬直を起こしパニックに陥る症
状の事を指します。体には異常は認められませんが、1度このような不安発作を経験
することで、性交中に動機・息切れ・発汗・手指などの硬直が起きるのではないかと
いった不安に陥り、性交が難しくなります。このためEDに陥るといった状態になり
ます。

軽度うつ病

軽度うつ病の場合、ほとんどが専門的な治療を必要としませんが、軽いうつ状態にあ
る人の特徴は、疲れやすい、朝起きられない、頭痛がする、肩がこる、便秘になると
いったような、身体面な症状と慢性的な疲労状態に犯されている為、性行為をしたい
といった意識が働かず、勃起も起こらないといった状態になります。


不妊治療

不妊治療によるEDは排卵日に性交渉をもたなければならないというプレッシャーか
ら勃起できないといった理由や、不妊治療の際に行われる精液検査でマスターベー
ションを病院のトイレや個室でするといったことがストレスになりEDを誘発するこ
とがあります。


新婚ED

新婚EDとは、晩婚や、見合い結婚、男性の性歴の無しなどの理由により、結婚はし
たが充分な勃起がないため満足のいく性交が出来ないことをさします。失敗を重ねて
いくことで予期不安にも陥り、EDを起こすと考えられています。新婚EDのような
症状では、バイアグラも効果を発揮しますが、薬物により勃起を可能にしても、夫婦
間の問題が解決されるわけではなく、治療をしたから終わりでは済まされない精神的
な難しさも念頭においておかなければなりません。

 





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