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ED(勃起障害)の検査・治療方法

薬物療法
バイアグラ、レビトラ

 勃起の仕組みでお話ししたとおり、性的興奮が得られると海綿体の平滑筋が弛緩して空洞に一気に血液が流れ込むことで起こります。
これは、平滑筋細胞にcGMP(サイクリック・グアノシン・1リン酸)が増えたためです。
しかし、勃起はペニスにとってかなりの負担をしいる状態ですから、この状態を解除するためにPDEtype5(5型ホスホジエステラーゼ)という物質が登場します。
この物質により勃起不全が起こります。
このPDEtype5はほとんどがペニスのみに存在(一部肺動脈と血管にあり)している物質で、このPDEtype5の発生をくいとめる働きをするのがバイアグラ、レビトラというわけです。
PDEtype5のみに作用するということで口から飲む(経口薬)ことが出来、手軽です。
体への負担が少なく、安全性も高いとされていますが、副作用もないわけではありません。
例として、気分が悪くなる、頭痛、消化不良などが問題になっています。
心臓に疾患のある人の場合、血圧が下がって死亡するケースも報告されています。



勃起補助具(陰圧式勃起補助具)
 陰圧式勃起補助具(バキューム・デバイス)は有効率80%、安全性90%、器質性、機能性のどちらにも効くといった非常にすぐれた器具ですが装着に10分程かかります。
性行為の前に装着しなければならないため、雰囲気がこわれがちになります。
使い方は、プラスチックの円形の筒に陰茎を入れ、付属のポンプで圧力をかけ、陰茎を勃起状態にします。
そして、あらかじめセットされていたシリコンゴムのリングを陰茎根部に装着します。
血液を止めた状態にするため30分以上の装着は禁止されています。
この器具の良いところは、好きなときに使用でき、経済的にも優れています。
しかし、器具の使い始めなどは痛みや不快感のためなかなか患者間での広がりがありません。
現在日本で使用されているバキューム・デバイスは3種類あり、ベトコ(三矢)、リテント(ツムラ)、カンキ(三井ヘルス)があります。これらは、保険適用外となり、購入する場合は実費購入(5〜8万程度)となります。



注射(陰茎海綿体内注射)
海綿体を広げて勃起させる薬を直接、ペニスに注射します。
この治療方法は効果も高く、確実に勃起することが特長ですが、セックスの直前に注射しなければならないことが欠点です。

バイアグラ以前からあった方法ですが、注射はやはり痛く、不快だったようです。
結果、バイアグラの登場とともに、ほとんどの人がバイアグラを使用するようになったので、現在日本では ほとんど行われていないません。

1ミリ刻みのメモリの入った巻尺で、切手と同じようにペニスにまいて使います。
寝る前の周囲と朝起きたときの周囲が違っていれば勃起があったと分かります。
週計が2センチ程度大きくなっていたら夜間勃起があったと考えていいでしょう。
この現象があれば器質性EDではないと考えられます。
この検査も切手方式と同じで三晩続けて一番よい記録を採用します。
商品の一つとして、エレクトメーターという名前で商品化されています。
しかし、この方法だと勃起の有無は計れても硬さが分かりません。


手術
◎プロステーシス移植手術

薬をはじめどのような治療法も見つからない最終手段として、陰茎プロステーシス移植手術があります。
この手術によってペニスを勃起させ、性交を行うことは可能ですが、本人の性感を高めたり、オーガズムを良くする事は出来ません。
しかし、透析を受けていたり、心臓病を患っている、または高齢者などの場合は性行為で疲れないなどのメリットがあります。
プロステーシスは大別してインフレータブル型とノン・インフレータブル型の2つの種類に分けられます。
インフレータブル型はAMS700CXといわれるアメリカ製のプロステーシスです。
陰茎海綿体内に入るシリンダー、陰嚢に入れるポンプと弁、血液の代わりにシリンダーを膨張させる液を入れるタンク(膀胱手前に埋め込む)、そして各装置を連結する管などによって構成されています。
 インフレータブル型プロステーシスでは、陰嚢に入れたポンプを押すことで、シリンダーに液を流入させ、勃起に近い状態を得ます。勃起状態が不要になったら、陰嚢内に設置した弁を押し、液をタンクに戻します。
こうすると、陰茎は平常時のやわらかい状態に戻ります。
この方法は、生理的にも一番あっているのですが、複雑な作りのプロステーシスのため、入院して手術を受けることになります。
また、費用も最も高く、70万円程度かかります。
ノン・インフレータブル型は陰茎内にシリコンなどでできたプロステーシスを 埋め込み、必要な際はこれを手動で勃起状態に近い状態にします。 
現在使用されている主なノン・インフレータブル型プロステーシスはAMS600とドウラUというアメリカ製製品です。
双方とも体内シリンダー内に特殊な構造物をもち、ペニスのよりスムーズな屈曲が出来るよう工夫されています。
これらのプロステーシスは必ず、自分の陰茎の大きさにあった物を選ぶようにしてください。値段は22万と42万のものがあります。
しかし、この方法は最後の切り札ということを良く理解しておいてください。
プロステーシス移植手術とは陰茎海綿体の中に2本の器具を埋め込む事によって、多少でも残っている陰茎海綿体の正常な働きが破壊されてしまいます。
この手術によって失敗した場合はもう、他の治療法はないということになります。


◎血管外科手術(動脈性EDの治療)

動脈性EDは陰茎海綿体への血液流入量が不足するために起こるEDです。
主に内陰部動脈、陰茎背動脈、海綿体動脈で起こります。
このような動脈性EDの場合、血液流入量を増加させるような手術を行なう必要があります。
この治療法は動脈にどのような問題が存在するかによって、手術の方法が変わってきます。
骨盤内に存在する太い血管の流れが悪い場合(狭窄 きょうさく)はバイパス手術やカテーテルによる狭窄部の拡張といった手術が行われます。
その他、もっと細かな抹消動脈が閉塞することによって勃起が妨げられている場合は、陰茎の血管の幾つかを吻合(つなぎ合わせること)させます。
例えば、下腹壁動脈と陰茎背動脈などをつなぐことで、陰茎上部に存在する「深陰茎背静脈」を動脈化し、陰茎海綿体へ流入する血液量を増加させようというものです。
しかし、この手術には、合併症として陰茎亀頭の過血流、陰茎浮腫、持続勃起症、陰茎知覚低下などが起こる可能性があります。血行再建術は顕微鏡を使って行われるため4時間程度の手術時間です。
この手術は、45歳以下の比較的若く、怪我が原因の患者に適しています。高齢者や動脈硬化が原因の患者、ヘビースモーカーは手術の成功率は低くなります。
 
 
◎血管外科手術(静脈性EDの治療)

静脈性EDとは、流動動脈血は充分にあるが、勃起時に陰茎から静脈を通して流れ出ていく血液を止める静脈系の閉鎖機能が働かない為、起こるEDです。
静脈から流出する血液を防ぐため、陰茎にある静脈系を切除したり、塞ぐなどの処置を行ないます。
体への負担も少なく、バイアグラなどの薬は不要になります。
しかし、別の静脈が発達して、再び勃起障害になることがあります。


◎男性ホルモン補充

加齢に伴い男性ホルモンが徐々に低下することが原因で性欲低下、勃起障害、射精障害、オーガズム障害などが起こっている場合には、ホルモン補充の治療を行うことで症状が改善する場合もあります。
このホルモン補充治療は抑うつ、いらだち、不安、神経過敏、無気力、精神的疲労感、体調不良、腰・背部痛、関節痛、筋力低下、発汗・ほてり、睡眠障害、ひげの伸びが遅い、肉体的疲労感などといった精神的、肉体的にも影響をおよぼす、「男性更年期障害」の治療にも大変効果があり、身体の回復との相乗効果で性機能も回復することが多い治療法です。
現在、日本での男性ホルモン投与は、注射薬による方法が一般的で、2〜3週間に1回筋肉注射されます。
しかし、副作用としての前立腺癌、多血症、睡眠時無呼吸症候群、肝障害などの危険があることも確かです。


◎陰茎形手術

生まれつき陰茎が曲がっている先天性陰茎湾曲症や中高年になってから陰茎が曲がってしまうぺロニー病などの場合、性行為が出来るか出来ないかが手術の判断基準となります。
ぺロニー病などが原因の陰茎硬化症の場合、しこりをやわらかくする薬を飲むなどして治療しますが、効き目がない場合や曲がりがひどい場合にはやはり手術が必要になります。
曲がりが軽い場合は反対側を縫い縮めるといったもので済みますが、曲がりがひどい場合は、縫い縮めるとかなり陰茎が短くなってしまいます。
そのため、静脈の移植などの処置が必要になってきます。



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